ヤマハ、モトクロッサーYZ450F と YZ250F の2007年モデル発表

自動車 ニューモデル 新型車

ヤマハ発動機は、水冷4ストロークDOHC単気筒5バルブのコンパクトエンジンを搭載したモトクロッサー『YZ450F』と『YZ250F』について、エンジンと車体関連の熟成を図った2007年モデルを発表した。

YZ450Fは9月25日から、YZ250Fは11月6日から発売する。YZ250Fには従来のモトクロッサーのもつイメージを一新する斬新な特別カラーを施した「ホワイトリミテッドエディション」を限定100台で同時発売する。 

YZ450Fの2007年モデルは、低中速の特性及びプリングパワー感の向上を図るため、キャブレター・ジェット類のセッティングを変更した。排気バルブのイベントアングル(最大リフト角)を変更して、オーバーラップを拡大し最適化を図るとともに、これと連動し、最適な点火タイミングを確保する新CDIユニットを採用した。バランサー率も見直し、扱い易さとエンジン回転の上昇感・パワフルな特性を両立する設定とした。バランサー軸のギアは現行同様の高歯ギアを用いてメカノイズ低減を図っている。 

半クラッチ操作時の信頼性とレバー操作荷重の低減を図るため、高剛性タイプでたわみが少なく平面度に優れるクラッチプレートを採用するとともに、プレッシャープレート枚数の変更で合計厚の縮小を図った。

車体関係では、軽快なハンドリング特性を一層引き出すため、フロント廻りの軽量設計を行った。アルミ鍛造アンダーブラケットはリブ高短縮、締付ボルト長変更など形状最適化により軽量化した。ハンドルクラウンは、アルミ鋳造から鍛造へ変更すると共に、形状も一新した。軽量でしなやかさと高い剛性を兼ね備える鍛造アルミの各パーツと各ディメンションとの相乗効果が、ライトウエイト感ある走行フィーリングを引き出した。

このほか、新ディスクブレーキの採用で、足廻りの軽量化を図った。孔形状も、丸型から異形として制動力と軽量化を両立させた。またフロントのブレーキホースは、全長を短縮した新型を採用し軽量化を図った。

価格は77万7700円。

YZ250Fはボアストローク、燃焼室、圧縮比など現行の優れた特徴をそのまま継承し、2007年モデルでは、吸気・排気・点火系の相互関係の最適化を行い、とくに高回転域からオーバーレブ域での特性向上を図った。軽快なハンドリング特性をより引き出すために、エンジン搭載角度を変更。ドライブ軸を中心に、シリンダー前傾角を立てた。新形状の軽量エンジンガードや車体仕様最適化との相乗効果で軽快なハンドリング特性を一層引き出した。

YZ250Fは64万5750円。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る