GM、デルファイで4万8000人が早期退職へ

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GM、デルファイで4万8000人が早期退職へ
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GMでは、3万人規模のリストラを発表していたが、すでに時給労働者3万5000人が早期退職に応じる返答を行ったという。また経営破綻したデルファイの労働者のうち、UAW(全米自動車労働者組合)に加盟している1万2600人も早期退職プランに乗り気で、両社で早期退職に応じる者は4万8000人規模に上る見込みであることが明らかになった。

GMのリック・ワゴナー会長は、早期退職に応じる者が多く出たことでコスト削減がより迅速に行える、とコメントした。GMの試算によると従業員削減で節約できるコストは年に80億ドルとなる見込み。また、同社が掲げていた3万人リストラは早ければ2007年1月にも達成でき、当初の予定より2年も早まることになる。

GMでは北米とカナダの全従業員10万人強に対して早期退職者募集の告知を3月に行った。今回、予想を上回る応募者が出たことは、GMにとって予定よりも早くリストラが進むことを意味するが、同時に、従業員側から見切りをつけられたメーカー、というイメージも払拭できない。GM株はすでに投資不適当というレベルまで格付けが下げられており、今後リストラで経営状況が立て直せるかどうかが、同社の命運を決定するようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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