検索機能が充実しているのもクラリオン『MAX960HD』の特長のひとつ。
本体下部に設置された“探す”キーを押すと検索メニューが立ち上がるが、とくに使いやすいのはジャンル検索。目的地検索によく使われる傾向の「食べる・飲む」や、「お店」、「交通機関」などの項目が独立したアイコンとなっており、これをタッチするだけで関連項目が表示されるようになっている。
電話帳(タウンページ)のデータをもとに、各項目をキーワード検索できるようにもなっている。この場合は探したい店のジャンルをピンポイントで指定できる。階層を深くたどる必要がないので、探したいものが決まっている場合にはこれを併用したほうがいい。
他メーカーのカーナビにはない、クラリオン独自の機能もある。それが「TVサーチ」だ。これはテレビの旅番組や情報誌などで紹介されたことのある店をデータベース化したもので、番組名や雑誌名で検索し、目的地として設定できる。新しい情報もウェブサイトで提供される予定だ。
MAX960HDの検索機能は「目的地を探す」ことだけで終わらない。HDD内に収録した膨大な情報を効率よく探し出すこともできる。面白いのは「FUN RING」と呼ばれる3Dメニューだ。これはお気に入りの場所やよく行く場所、最近聞いた曲などを最大16個登録でき、それをリング状に表示されたメニューから選び出せるようにするものだ。リングはスムーズに動き、見た目にも非常に楽しい。
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