【ホンダのインド市場攻勢】その1…世界で5番目に大きい生産国

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【ホンダのインド市場攻勢】その1…世界で5番目に大きい生産国
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インド向け仕様で開発

4輪工場は、現地資本との合弁による「ホンダシェルカーズインディア」(HSCI)で、現在の能力は年産5万台。生産車種は『シティ』(日本名『フィット・アリア』)、『アコード』の2モデルだったが新たに『シビック』を加えた。まずホンダのグローバルモデルを揃えるという正攻法だ。残るグローバルモデルの『CR-V』も日本製を輸入、全部で4車種を投入している。

インドの05年度4輪市場(商用車含む)は、150万台。この3年で約1.5倍に急成長し、アジアではすでに韓国やタイを上回った。10年には200万台、さらに15年には300万台と欧州最大市場のドイツに並ぶ規模に拡大するというのが現地業界の予測となっている。

ニューデリーの会見で福井社長は新小型車の投入方針や、07年に10万台への引き上げを決めていた4輪生産能力を10年までには15万台規模に拡大させる計画も明らかにした。

5番目のモデルとなる新開発小型車は、排気量1.2リットル以下の最小モデルで、数年内に投入予定。量産効果を引き出すため「インド専用車」とはいかないが、「インド市場への適合を念頭に置いて開発を進めたい」(福井社長)と、同国にプライオリティを置いたコンセプトにする考えだ。

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《池原照雄》

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