【マツダ アクセラ 改良】待望の5速ATを搭載

自動車 ニューモデル 新型車
【マツダ アクセラ 改良】待望の5速ATを搭載
【マツダ アクセラ 改良】待望の5速ATを搭載 全 5 枚 拡大写真

マツダ『アクセラ』は、ハッチバックの販売不振が続く日本では目立った存在ではないが、欧州では数多くの賞を受賞し、VW『ゴルフ』やオペル『アストラ』と肩を並べる高い評価を得ているモデルだ。そのアクセラがマイナーチェンジを行ない、さらに走りに磨きを掛けている。

もっとも大きなところでは、2.0リッターと2.3リッター車のATを4速から5速に進化させたことだ。

アクセラの開発責任者を務めた前田龍雄さんは「マイナーチェンジを行なったアクセラは、『アテンザ』同様に、ATを4速から5速に進化させました。新たに採用された5速ATは、ギヤ比を最適化し、発進加速や追い越し加速を従来の4速ATよりも大幅に改善しました」

「また、“20S”と“23S”に関してはステアリングを握ったままでもマニュアルモード時の変速が可能なステアリングシフトスイッチを新たに採用しています」という。

実際に5速ATを搭載したアクセラスポーツの「23S」に乗ってみると、前田さんのいうように加速性能が向上していることがわかる。また、多段化したことにより変速時のスムーズさも増している。

ただし、ステアリングシフトスイッチは、Dレンジでは作動せず、シフトレバーでマニュアルモードを選んだときにしか使うことができない。最近はDレンジでも、パドルやステアリングスイッチでシフトダウンが行なえ、数秒後にはDレンジに自動復帰するのがトレンドとなっているので、その点では少し遅れている。

2.3リッターエンジンはスペック自体には変更はないが、5速AT化や電子スロットルの制御の変更といった部分によって、洗練されたパワーフィーリングを実現させている。エンジンそのものに手を加えないアプローチで、パワートレインの熟成が図られている格好だ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る