日産自動車が発表した2006年上半期(1−6月期)の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は、前年同期比10.5%減の164万7977台で、2ケタのマイナスだった。
国内生産は、国内販売の低迷で同20.9%減の63万1714台と、大幅マイナスだった。5年ぶりのマイナス。
国内販売は同11.7%減の42万9637台と、不振だった。2年ぶりのマイナスで、中期経営計画「日産180」によるムリな販売の反動が続いている。『マーチ』、『キューブ』などの販売低迷が影響した。
輸出は同7.5%減の31万5486台と低迷した。欧州向け、アジア向けが低迷したのが主因だ。
海外生産は同2.6%減の101万6263台となり、国内生産と比べて低いマイナス幅にとどまったが、7年ぶりのマイナス。メキシコ、スペイン、その他地域は好調だったが、主力の米国が同15.7%減と落ち込んだ。