フォード、SUVの価格を値下げ

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フォード、SUVの価格を値下げ
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フォードでは07年モデルの新型『エクスペディション』の価格を2万9995-4万4460ドルと発表した。

これは06年モデルと比較して平均で4300ドル安い数字だ。しかも価格を下げながらもスタンダード装備はアップグレードしており、事実上は6000ドル以上の値下げとなる。これにより、フォードでは07年モデルの下取り価格も平均で9%アップする、としている。

しかし今回の値下げについて、自動車業界リサーチ会社、ストラテジック・ビジョン社は「フォードが現実的な価格設定を行った」と手厳しい。新価格はマーケットの需要により見合った価格と判断されているのだ。つまり今までの価格設定が高すぎた、と評価されている点で、GMも同様の評価を受けている。

エクスペディションのような大型SUVへの需要が極端に落ち込み、人々がより現実的で経済的なサイズの車を求める傾向が強くなった現在、大型SUVは従来の価格設定では在庫を増やすのみなのだ。これは詰まるところ、これまでビッグ3のドル箱とされてきた大型SUVがその地位を失うことにつながる。1台あたりの利益幅が大きいSUVよりも、薄利でも多売できるクロスオーバー、小型車により力が入れられていく傾向はおさまりそうにない。

しかし、ベース価格が3万ドルを切り、3列シートすべてにサイドカーテンエアバッグ搭載となるエクスペディションに買い得感が強まることは確かで、このモデルの売れ行きが今後の大型SUVの命運を占うことになりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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