【新聞ウォッチ】トヨタがリコール改善報告書、欠陥放置問題終息へ

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【新聞ウォッチ】トヨタがリコール改善報告書、欠陥放置問題終息へ

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年8月4日付

●トヨタ、業務改善報告、情報共有を再確認、他社も対策急務(読売・8面)

●いすゞがリコール(読売・37面)

●トヨタ労組 パートを組合員に、来月導入、期間従業員も検討(朝日・9面)

●三菱自連結決算、営業赤字67億円 4−6月期(毎日・10面)

ひとくちコメント

国土交通省から業務改善を指示されていたトヨタ自動車が安全情報の管理体制を見直すことなど再発防止策を盛り込んだ報告書を同省に提出した。雇用問題を徹底追求する朝日を除くきょうの各紙が3日付の夕刊に続き取り上げている。

このうち、読売は「情報共有を再確認、他社も対策急務」とし、不具合情報の収集や活用の仕組みの強化は自動車業界全体の大きな課題で、他メーカーも対策を急いでいると報じている。また、毎日は、製品の品質管理で国際用語となった「カイゼン」を取り上げて、「生産台数が世界一に近づくなど拡大路線を走る中で、困難になってきた高品質の維持。台数と質の両立のための改革は待ったなしだ」と指摘。さらに、東京は「調査過去にさかのぼらず」として、三菱のリコール隠しと比較しながらこの問題を検証している。

各紙とも歯切れの悪い論調の記事だが、これ以上、トヨタの欠陥放置問題が紙面を賑わすことはないだろう。

《福田俊之》

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