クワトロの本質を知る…アウディ ドライビング エクスペリエンス体験記

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
クワトロの本質を知る…アウディ ドライビング エクスペリエンス体験記
クワトロの本質を知る…アウディ ドライビング エクスペリエンス体験記 全 15 枚 拡大写真

★クワトロの限界特性を体験する

午後のメニューは安全運転の技術はもちろん、アウディのスポーツパフォーマンスを堪能できるメニューが用意されていた。まずはベルジャン路と呼ばれるコースを使って、クワトロシステムのステア特性を体験する。ここではあえてESPをオフにし、ドリフト走行にチャレンジ。クワトロシステムは基本的にスピンを回避する方向にセッティングされているが、その特性を逆手にとることでドリフトしながら定常円旋回ができるらしいが、意外と難しい。最初のうちは苦戦したものの、何度かチャレンジしているうちに半周程度はきれいに回れるようになりとても楽しめた。

さらに自動車メーカーなどのテストでも取り入れられているダブルレーンチェンジ(エルクテスト)にも挑戦した。ダブルレーンチェンジとはブレーキやアクセルは踏まずに、ステアリング操作だけで障害物を回避し元のレーンに戻るというもの。始めはESPはオフの状態でチャレンジンジする。何とか元のレーンには戻れたが、クルマの挙動はかなり不安定になってしまう。ESPをオンにすると何事もなかったかのように障害物をさけ、元のレーンに戻ることができたのには驚き。やはり最新の安全デバイスの効果は素晴らしいというのが素直な感想だ。

また最後には簡単なジムカーナコースでのタイムトライアルも用意されている。これはどちらかというとお楽しみ的な要素が強いが、それまでに体験したメニューの大切さを改めて感じられる。もちろんたった1日でドライビングテクニックが格段にうまくなるということはない。しかしこれを経験しているのとしていないのでは、安全運転に対する意識が大きく異なることは間違いないだろう。

<今後の開催日程>

アウディスポーツエクスペリエンス
サーキットをスポーティに走るための理論と実技レッスンアウディのスポーツパフォーマンスを体験できる。
参加費:自車持ち込みコース4万円(アンバサダークラブメンバーは3万6000円)
スクールカー使用コース5万円(アンバサダークラブメンバーは4万5000円)
日程:10月1日(日)富士スピードウェイ(静岡県)

[シチュエーション1]
実車が横転するロールオーバーシミュレーション、エアバッグの展開、車庫入れなどをディーラー店頭で体験。
日程と場所はアウディドライビングアカデミー(tel03-3701-9465)まで

[シチュエーション3]
高速走行やワインディングで遭遇する可能性のある危険な状況とその対応についての経験。ダブルレーンチェンジも体験可能。
参加費:5万5000円(アンバサダークラブメンバーは5万円)
日程:11月11日(土)・12日(日)/GKNドライブライントルクテクノロジー(栃木県)

[シチュエーション4]
スポーツドライビングをする上で知っておきたい、クルマやタイヤの特性について体験。
参加費:6万円(アンバサダークラブメンバーは5万5000円)
日程:10月14日(土)・15日(日)/ブリヂストン栃木プルーピンググラウンド(栃木県)

[シチュエーション5]
氷雪路のドライブで遭遇する可能性のある危険な状況と対応について体験。
スケジュールは12月頃発表予定

[シチュエーション6]
非日常のドライビングを体験。北極圏ラップランドで氷の世界を高速で走るプログラム。
スケジュールは12月頃発表予定

★危険を体験し、安全運転に結びつけるカリキュラム
★自己流の運転姿勢が危険なモードに
★クワトロの限界特性を体験する

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《角間俊臣》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る