トヨタがマット芝を開発 簡単に屋上緑化

自動車 ニューモデル 新型車

トヨタ自動車は、省管理型コウライシバ「TM9」を屋上緑化用の基盤材に活着させたマット芝「TM9ターフマット」を開発し、子会社であるトヨタルーフガーデンを通じて25日から受注を開始すると発表した。

トヨタでは植物による環境改善を推進するため、これまで、大気浄化能力が高いチェリーセイジやクチナシ、草丈が低いため芝刈り回数を低減できるTM9を開発し、トヨタルーフガーデンを通じて販売してきた。今回開発したTM9ターフマットは、屋上やバルコニーの緑化促進に貢献でき、ヒートアイランド現象の緩和やCO2の低減が図れる。

TM9ターフマットの主な特長は、芝生、育成基盤、排水層を一体化させており、防根用のシートの上に置くだけで芝生の緑化が完成するため、工事期間が短く、工事直後から芝生を利用することが可能だ。また、芝生には草丈が低いため芝刈り回数を低減できるTM9を使用しており、施工後の管理も容易だ。自動散水装置としてドリップチューブを基盤材と芝生の間に設置が可能で、風や水圧の影響なく散水できる。重量は1平方メートル当たり湿潤重量35kgと軽量で、ルーフバルコニーなどにも設置が可能。

当面は受注生産による販売を行なう。納期は季節によって異なる。

トヨタでは、今後もこうした環境改善に適した植物の開発や提供を続けていく方針。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  2. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  3. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  4. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  5. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る