関東自動車工業は、豊田通商と合弁で、ブラジルに自動車用部品を生産する工場を設立すると発表した。
ブラジルに設立するのは、カンジコー・ド・ブラジル有限会社で、サンパウロ州サルト市に設立する。会社設立時の資本金は900万レアル(約4億円)で、関東自動車が90%、豊田通商が10%出資する。工場の操業開始は2008年3月の予定で、従業員数は当初100人程度を予定している。
関東自動車は、南米のメルコスールと呼ばれる経済圏で、トヨタの生産車量の現地調達率の向上を図るとともに、品質向上、コスト競争力強化を狙いに、部品製造会社を設立する。
当面はボデーアッセンブリー部品、プレス部品を生産し、工場運営支援事業、エンジニアリング事業などを展開していく。
関東自動車が海外に進出するのは初めて。