25日午前、岡山県倉敷市内の山陽自動車道下り線トンネル内で、単独事故を起こしたクルマを回避しようとした急停車した別のクルマに対して後続車が次々と衝突。車両7台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で1人が死亡、9人が重軽傷を負っている。
岡山県警・高速隊によると、事故が起きたのは25日の午前11時15分ごろ。倉敷市二子付近の山陽自動車道下り線・二子トンネル内で、第1車線を走行していたワゴン車がタイヤバーストを原因として側壁に接触して横転。第2車線を走行していた別のワゴン車が滑走してきた横転車を避けようと急ブレーキを掛けたところ、後続の大型トラックや軽ワゴン車など6台が次々と追突。車両7台が関係する多重衝突事故に発展した。
この事故によって軽ワゴン車が大破。運転していた59歳の男性が全身強打で死亡、他の車両に乗っていた9人が骨折や打撲などの重軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は全長約800mのトンネルで、入口から400mほど進んだ地点。軽ワゴン車は2台の大型トラックの間に挟まれ、原型を留めないほどに大破していた。