旅先でも何の違和感も無く利用している歩行者信号機だが、よく観察してみるといろいろなタイプの「人型マーク」があることに気がつく。
ドイツ、ベルリンには3タイプの人型マークが存在する。旧東ドイツタイプ、旧西ドイツタイプ、EU共通タイプだ。
東西統一後、旧東ドイツタイプはEU共通タイプに置き換えが開始されたが、その愛らしい姿が最近、再注目されている。現在でもベルリンでは旧東側の地区で目にすることができる。「アンペルマン」と呼ばれるこの人型マークのオリジナルグッズを扱うショップもあり、観光客の間で人気だ。
また、スウェーデンではEU共通タイプが主流になっているが、ヨーテボリ(イエテボリ)のリセベリー遊園地前にある歩行者信号のうち、遊園地に向かう方向の青信号のみリセベリーのウサギのキャラクターマークになっており、見つけたらちょっと嬉しくなる、にくい演出がなされている。