泥酔ドライバー、ガソリンスタンドでも一杯飲んで逮捕

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福岡県警は7日、泥酔状態でクルマを無免許運転した58歳の男を道路交通法違反(酒酔い、無免許)の容疑で逮捕した。途中でガソリンスタンドに立ち寄り、休憩室でワンカップの焼酎を飲み始めたのを店員が発見。警察に通報していた。

福岡県警・添田署によると、逮捕された男は4日午後、添田町添田付近にあるガソリンスタンドを乗用車で訪れ、店員に給油を依頼した。男は店員がすぐに気づくほどの酒臭さを漂わせていたが、クルマを降りると千鳥足で休憩室に向かい、持っていたワンカップ入りの焼酎を飲み始めた。

この様子を目撃していたスタンドの店員が驚いて警察に通報。「明らかに泥酔状態の男がクルマを運転してきて、スタンドの休憩室に陣取って持参した酒を飲んでいる」との通報を受けて駆けつけた警察官がアルコール検知を実施。男からは呼気1リットルあたり0.75ミリグラムという高濃度のアルコール分を検出したため、その場で身柄を拘束した。

その後、この男は道交法違反容疑で任意の事情聴取を受けたが、飲酒については「ワンカップをその場で飲んだだけ」と頑なに否定。しかし、まっすぐ立っていられないほどの泥酔状態であったことや、違反累積によって免許が取り消され、無免許だったことが発覚。7日までに道交法違反で逮捕された。

福岡では幼児3人が死亡した事故以降も飲酒運転の摘発が相次いでいる。泥酔ドライバーが飲酒量の特定を防ぐため、いわゆる「重ね飲み」を行う事件も発生。飲酒運転に対する危険意識の低さや、その悪質ぶりが全国に報じられた。その中で起きた今回の事件。スタンドの店員が機転を利かせてただちに通報したこともあり、幸いにも事故には結びつかなかったが、福岡県警では同様案件の再発を防止するため、全県での摘発強化を今後も続ける方針だ。

《石田真一》

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