J.D.パワー アジア・パシフィックは14日、ナビゲーションシステムやテレマティクスシステムに関するユーザー調査の結果を公表した。購入者の60%が現在カーナビを保有し、80%が今後の購入意向を持っていることが分かった。
調査は2006年自動車先進技術調査のなかで行ったもの。インターネットを通じて8650人から回答を得た。現在カーナビを持っている人のうち、5割近くはDVDナビを保有しているが、次回購入意向については79%の人がHDDナビと答え、DVDナビの16%を大きく上回った。
HDDナビを保有している人の満足度は70%以上であるのに対し、DVDナビは50%にとどまっており、同社では「ナビの需要は間違いなくDVDからHDDに移行する」としている。
一方、カーナビを保有している人のうち、テレマティクスを利用している人の割合は13%にとどまった。必要かどうかの問いには「どちらともいえない」が50%。「必要」「不必要」もそれぞれ25−30%で拮抗しており「先を見通しにくい結果になった」としている。