VICS 渋滞情報だけでなく、積極的な道路情報を

自動車 テクノロジー ITS

14日、長野県阿智村の中央高速道路下りでトラックなど21台が絡み、4名が死亡した事故が発生した。現場は下り坂の急カーブで事故が多発している地点であると、地元や中央高速道路を利用するドライバーからは指摘されていた場所だ。

制限速度を70km/hにしたり、排水性の高い舗装にするなどの改善を行い、事故はいったん減少したが、今年になってから事故が増加し始めているようだ。ETC時間帯割引を受けるために深夜走行するクルマが急増していることも一つの要因と考えられている。

このような事故多発地帯は全国各地に点在していると考えられる。首都高参宮橋で実験したVICSによるカーブの向こう側の情報告知を実現し、このような多重事故を減らすことも、VICSセンターは検討すべきでないだろうか?

高速道ではVICSの情報が渋滞状況と予想走行時間だけで、道路標示板の情報とあまり変わっていない。これがビーコンユニットの普及が進まない要因の一つと考えられる。高速道路を下り、一般道を走った方がいいかといった情報や危険告知情報など積極的な道路情報を提供することが、VICSのビーコンユニットを普及するカギになるだろう。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る