トヨタ自動車は、新興市場向けに低価格なコンパクトカーを投入して市場を攻略する方針を明らかにした。
同社は自動車市場が拡大しているブラジル、インド、ロシア、中国のBRICsなど、エマージング市場でのシェアが低いとしており、市場攻略のため、低価格なコンパクトカーを投入する。
新興市場向けのニューモデルは「特にどこまで低コストにできるかに力を入れる」(渡辺捷昭社長)方針で、ルノーの子会社ダチアの『ロガン』などを念頭に置いた低価格モデルを開発しており、「だんだん目途がついてきた」段階だ。
また、トヨタの渡辺社長は「ターゲットとなる価格は明確にしていないが、画期的な車になることを期待している」としている。