国土交通省有料道路課と高速道路6社は、21日、二輪車ETC本格運用開始日を発表した。11月1日0時から全国一斉に開始する。現在四輪車が走行可能な全国のETCレーンのすべてで利用できる。
ETCの二輪車への対応は、料金割引がETC搭載車に集約されはじめた数年前から真剣な導入が検討されてきたが、技術的問題や安全面から実現が遅れていた。有料道路課は今秋の開始を表明はしていたが具体的な日程がはじめて表明されたことになる。
1993年から開発を続けてきた有料道路のETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)は、実に13年間かけてすべての車種に対応することになった。
関係者もバイクETC本格運用の発表を歓迎している。「ライダー悲願の二輪車ETCが実現することになり、関係各位のこれまでの取り組みに敬意を表したい。自工会としても安全な運用の実現と普及促進に向けて引き続き協力していきたい」(日本自動車工業会二輪車特別委員会)