ホンダは25日発表した新型ディーゼルエンジンのNOx(窒素酸化物)触媒について、システム全体や材料などについて国内外に特許出願した。10月には海外の学会で発表し、技術の詳細を公表する。
福井威夫社長は、このNOx触媒に関して同業他社からの技術供与要請があれば「適正な価格で供与させていただく」と述べ、製品や技術の供与に応じる考えを示した。
ホンダは2009年までに、米国市場にこの新型ディーゼル(2.2リットル)を搭載した乗用車を投入する計画。米国では07年に、世界で最も厳しい排ガス規制である「Tier II Bin5」が施行されるためで、ガソリン車と同じ規制値となるこの規制をクリアすることで、世界で最もクリーンなディーゼル乗用車をアピールする。