【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】プレミアムの条件とバングルのリア

自動車 ニューモデル 新型車
【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】プレミアムの条件とバングルのリア
【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】プレミアムの条件とバングルのリア 全 4 枚 拡大写真

高価で性能のいい車を作っても、それはただの高級車。プレミアムの本質は別のところにある---。21日、BMWの新型『3シリーズ・クーペ』発表会の席上、BMWジャパンのヘスス・コルドバ社長はプレミアムの条件について熱弁をふるい、新型3シリーズ・クーペの成功、さらにはBMWおよびMINIのさらなる成長に自信を示した。

「プレミアムであるかどうかを決めるのは、価格の高さやボディの大きさではない。プレミアムであるための条件とは、次の3つ。まずは『他の何者にも似ていない、ひと目でそれとわかるデザイン』、次に『妥協を排した本物志向』、そして『特別な歴史と伝統』だ」(コルドバ社長)

デザインについてコルドバ社長が例を挙げたのは、同社のデザイナー、クリス・バングル氏の手になる7シリーズのリアデザイン。トランクリッドとフェンダーを多段的にデザインした現行『7シリーズ』のデザインは登場した当初、ライバルメーカーや保守的なユーザーからいぶかしげに見られることも少なかった。が、「今では世界中のメーカーが似たデザインのモデルをラインナップしている」(コルドバ社長)

コルドバ社長はまた、「BMWは創業以来、スポーティでエレガントなクーペを90年作り続けてきた」と語り、伝統と歴史を背景としたBMWがクーペを作るということ自体が常にエポックメイキングであること、またオーナーをはじめとするファンからそのように認められるといったことが、プレミアムの条件であると強調した。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  4. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る