松下電器産業は地デジ用チューナーを4基内蔵することで、今までの約1.8倍にまで受信エリアが広げられる車載用12/ワンセグ対応地デジチューナーをCEATEC JAPAN 2006(千葉市、幕張メッセ、3−7日)に参考出品した。
これまで地デジチューナーは2つのチューナーを搭載することで安定受信を目指していたが、松下ではより安定した受信を実現するために4チューナー化が必要と判断。回路の集積化を進めたことで4チューナー化にもかかわらず本体の大幅な小型化を実現し、そのサイズは従来比で半分以下でしかない。
しかも“サイズダウンの元凶”ともなっているB-CASカードやバージョンアップのためのSDカード用スロットも本体内に収納するなど、そのコンパクト化技術には驚かされる。
もちろん、12セグとワンセグは受信状況に応じて自動切り替え。発売時期は未定とのことだが、回路を組み込んだ試作機の状況を見る限り、発売されるのはそう遠くはなさそうだ。