豊田合成、青色LED開発の功績者の記念研究館にLEDディスプレイを寄贈

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豊田合成は、青色LEDを開発した赤崎勇特別教授の研究業績を顕彰するため建設した「赤崎記念研究館」に、同社のLEDを使用した160インチLEDディスプレイを寄贈したと発表した。LEDディスプレイは、1階に設けられる展示室に設置される。

同社は1986年から赤崎勇特別教授の指導・支援を受けて青色発光が可能な「窒化ガリウム (GaN)系化合物半導体」の研究を開始し、1987年には新技術開発事業団(現:独立行政法人科学技術振興機構から開発を委託され、青色LEDの開発を推進、1991年に同機構から開発成功認定を受けた。

1995年から青色LEDの生産・販売を開始、携帯電話のバックライトや街頭の大型ディスプレイ、自動車のメーターバックライトや車室内の照明などに用途が拡大、自動車部品事業に続く第2の事業の柱に成長した。

同社は、同機構との契約に基づいて1995年からLED事業の売上高に応じて同機構に特許実施料を納付しており、特許の保有者である名古屋大学にも同機構から特許実施料が配分されている。青色LEDは赤崎勇特別教授、同機構、同社の共同による産官学連携の突出した成功事例であり「赤崎記念研究館」は名古屋大学がその特許実施料収入をもとに建設した。

《レスポンス編集部》

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