【ダイハツ ムーヴ 新型発表】記憶に残る…面白かったなあ

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【ダイハツ ムーヴ 新型発表】記憶に残る…面白かったなあ
【ダイハツ ムーヴ 新型発表】記憶に残る…面白かったなあ 全 3 枚 拡大写真

「記憶に残るインテリアを作りたいと思ってデザインや設計をやりました」。新型ダイハツ『ムーヴ』のインテリアデザインについてこう語るのは、デザイン部スタジオグループの若林道之氏。

【画像全3枚】

「インテリアはクルマのなかでもとても大事な部分なのですが、差別化は意外に難しい。クルマを買い換えると、前のクルマのインテリアって案外忘れてしまうんですよ。『ムーヴのインテリアは面白かったなあ』と、いつまでも覚えていてもらえるようなデザインを目指したんです」

「ムーヴのインテリアは、圧倒的に広いというだけでも相当のインパクトがあります。が、それだけでいいというわけではありません。独創的なデザインで広さにプラスアルファの感動を与えたかった」(若林氏)

メーター類やマルチインフォメーションディスプレイが配置されるインスツルメンタルパネルの左右を壁ではなく素通し式の「アーチシェイプ」形状とし、フロントウインドウからの光が木漏れ日のように差し込む演出。

「インパネやトリムなど樹脂部品のテクスチャ(紋様)も、従来のレザー風からツィード調に変えて、品質感とカジュアルさを両立させました。グレーの色合いも見直して、安っぽく見えないよう工夫しました」(若林氏)

実車を見ても、内装の質感は旧型に比べて確実に向上している。ユーティリティだけでなく、所有する喜びも重視したという新型ムーヴの“らしさ”がかいま見える部分である。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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