トヨタ自動車は23日、東京都豊島区の同社ショールーム「アムラックス東京」で新型小型車『オーリス』の発表会を行った。オーリスはフランス・ニースでデザインした日欧の戦略車で、スポーティさを追求したクルマ。
「欧州各地で走り込みをした」(渡辺社長)という自信作だ。欧州では07年春から販売を開始し、英国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの5カ国を中心に販売していく。
同車が属するコンパクト・2ボックス車は、軽自動車を除いた国内市場の約3割、欧州市場の約4割を占めている。それだけに競争も厳しい市場だが、「このクルマで確固たるポジションを築いていきたい」と渡辺社長。
渡辺社長は07年の同車の販売台数について「日本4万台、欧州18万台を目指したい」と述べた。渡辺社長は、軽自動車に押されっぱなしの登録車市場をこのオーリスの投入でなんとか活性化させたいという思いが強い。