【インプレ'06】ピーターライオン レクサス『LS460』 精緻なパワートレーン

試乗記 国産車
【インプレ'06】ピーターライオン レクサス『LS460』 精緻なパワートレーン
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待ちに待ったレクサスの最高級車。第一印象はいいところもあれば、「ちょっと」というところもあった。

外観は大型スポーツセダンのような出で立ちで、エネルギーやスピードを感じるが、高級車のオーラは薄い。

そういうルックスに対して「スゴい」といわせなくても、信頼性/ハイテク技術/静粛性では、欧州のライバルを大きく引き離すトヨタの得意分野。インテリアに張り巡らされたレザーなどの質感は世界一だろう。

世界初の8速ATと組み合わせられたトヨタ最強のV8エンジンのレスポンスも文句なし。アウトバーンで200km/hを出しても、さすがレクサスだと思った。ごく普通に会話ができる静粛性や、超高速走行ゆえの振動をまったく感じさせないのがエラいと思った。

それに、8速のシフトワークが素早いこと。エンジンとの素晴らしいマッチングに感心した。でもこれで、メルセデス『Sクラス』とBMW『7シリーズ』に並んだかというと、そうではない。ボクとしては来年登場予定の『LS600h』のほうが話題になると思っているんだけどね。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

ピーター ライオン|モータージャーナリスト/コラムニスト
60年豪州生まれ。88年から東京を拠点に自動車評論活動を始める。現在、米・英・独・伊・豪・日本など10カ国の有力誌に寄稿。(日本)COTY、(米)『カー&ドライバー』誌「10ベスト賞」、ワールドCOTY賞、国際エンジン賞、各選考委員を務めている。

《ピーター・ライオン Peter Lyon》

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