死亡ひき逃げ、酒気帯び状態だったという推定で追送検

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今年9月、静岡県浜松市内の国道152号で信号無視が起因とみられる死亡ひき逃げ事故を起こしたペルー国籍を持つ22歳の男について、静岡県警は20日、事故当時は酒気帯びの可能性が高かったとして、道路交通法違反容疑で追送検した。アルコール検知は行っていないが、男の供述から酒気帯び状態だったと推測したという。

静岡県警・浜松東署によると、問題の事故は9月19日未明に発生している。浜松市和田町付近の国道152号で、18歳の女性が自転車に乗って道路を横断しようとしたところ、赤信号を無視して進行してきた乗用車にはねられた。クルマはそのまま逃走。運転していたペルー国籍の男と、この男にクルマを貸していた33歳の男が逮捕されている。

運転していた男は無免許だったことから、警察ではこの発覚を恐れて逃走したものとみていた。ところが男の供述から事故は酒を飲んだ帰りに起こした可能性が高くなった。逮捕したのは事故の翌日であり、アルコール検知の実施も行っていなかったが、その内容から「酒気帯び状態だった」と推測。道交法違反(酒気帯び運転)での追送検を決めた。

アルコール検知の実施をせず、推測値で酒気帯び運転と判断し、送検するのは極めて異例だという。起訴時の罪状に含まれるかどうかは微妙だが、警察では「供述から事故当時は酒気帯び状態だったと判断できる。事故の結果は重大であり、看過はできない」としている。

《石田真一》

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