【トヨタ オーリス 発表】エンジン…1.5と1.8の直4

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【トヨタ オーリス 発表】エンジン…1.5と1.8の直4
【トヨタ オーリス 発表】エンジン…1.5と1.8の直4 全 2 枚 拡大写真

トヨタの新型コンパクトハッチ『オーリス』のパワートレインは、4ドア&ステーションワゴンの『カローラ』シリーズと共通。FWD(前輪駆動)、AWD(四輪駆動)とも1.5リットル、1.8リットルの2種類の直4が搭載される。トランスミッションはすべて新開発の金属ベルト式無段変速機「Super CVT-i」だ。

1.8リットルは新開発の「2ZR-FE」型直4DOHC。吸排気両方のカムスプロケットに可変バルブタイミング機構が組み込まれた「Dual VVT-i」システムを持ち、低回転からトルクがスムーズに立ち上がるようにセッティングされているという。

スペックはFWD用が(前輪駆動用)最高出力136ps(100kW)@6000rpm、最大トルク17.8kgm(175Nm)@4400rpm、4WD用は128ps(94kW)@6000prm、16.9kgm(166Nm)@4400rpm。

10・15モード燃費は2WDが旧型に相当する『カローラランクス』の1.8リットルATに比べておよそ5%向上し、16.8km/リットルとなった。旧型の1.8リットルモデルはモード燃費もさることながら、実走行燃費が非常に優れていたことで知られていたが、CVT化されたオーリスの1.8リットルモデルは実走行でも旧型をさらに上回る燃費性能を持っていると予想される。

1.5リットルの「1NZ-FE」型直4DOHCは旧型ランクスからの継続採用。ただしセッティングは変更され、最高出力は110ps(81kW)@6000rpm(FWD)と旧型と同数値だが、最大トルクは14.3kgm(140Nm)@4400rpmと、旧型比マイナス0.1kgm減。そのぶん中低速域においてトルク増強が図られ、ボディ重量の増加やCVT化に対応している。またピストンまわりのフリクション低減などの改良も受けた。

旧型に比べて車重は150kgほど増えているが、10・15モード燃費はFWDで17.6km/リットルと、旧型に比べて向上している。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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