【トヨタ オーリス 発表】CVT…ドライバーの加速の意思を読み取れ

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ オーリス 発表】CVT…ドライバーの加速の意思を読み取れ
【トヨタ オーリス 発表】CVT…ドライバーの加速の意思を読み取れ 全 2 枚 拡大写真

トヨタ『オーリス』(23日発表)のトランスミッション「Super CVT-i」は、ベーシックカーの現行『ヴィッツ』以降、トヨタがコンパクトクラスに展開を進めている新世代無段変速機の総称。

きわめてワイドな変速比を持つなどトランスミッション本体の効率向上に加え、エンジンとの協調制御を積極的に活用しているのが特徴だ。変速機のモデルはもちろんヴィッツクラスと異なり、高容量のものが採用されている。

従来のCVT車は、ドライバーの意思と実際の加速がシンクロしにくいという欠点があった。Super CVT-iは車速やアクセル開度の変化からドライバーの加速の意思を読み取り、エンジンとトランスミッションの協調制御によってドライバーのイメージどおりの加速を実現するという。

また山岳路などアップダウンのある道路で加速力やエンジンブレーキを効果的に使えるように変速比を調節する登降坂変速制御、カーナビの道路情報に連動してトランスミッションを制御する「NAVI・AI-SHIFT」(HDDカーナビ装着車)などの機能も採用されている。信号停車時にはクラッチを半開放してアイドリング燃費を節約する。

1.8リットル車は、これらの機能に加え、擬似的に有段トランスミッションのような操作感を楽しめる「7速スポーツシーケンシャルシフトマチック」を装備している。ゲート式シフトを「Mポジション」に入れ、前押しでシフトアップ、後引きでシフトダウンを行うことができる。ちなみにステアリングシフトスイッチは装備されない。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る