デンソーが発表した2006年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比15.5%増の1383億円となり、大幅増益を確保した。
売上高は同12.9%増の1兆7016億円と、2ケタの増収となった。トヨタ自動車向けを中心として自動車部品の受注が好調に推移した。特に、レクサスのフラッグシップモデルの『LS460』に先進的な装備が相次いで採用された。
収益面では、原材料価格高騰の影響はあったものの、売上げの増加に加えて、円安による為替差益、コスト低減の効果で経常利益は同14.7%増の1485億円、中間期純利益が同40.0%増の941億円となった。
通期の業績見通しは売上高が3兆5000億円、経常利益が3030億円、当期純利益が1930億円を見込んでいる。