整備不良のパトカーを回送した警官、道交法違反で検挙

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宮崎県警は10月27日、車体からタイヤがわずかにはみ出した状態のパトカーを運転したとして、えびの署に所属する51歳の警察官を道路交通法違反(整備不良)容疑で25日に検挙していたことを明らかにした。検査のために陸運事務所まで公道を走行してきており、これで違反となった。

宮崎県警・交通指導課によると、今年9月下旬、宮崎県公安委員会に対して「えびの署で使用中のパトカーに整備不良の疑いがある。精密に測定しないとわからない範囲だが、車体からタイヤがはみ出している」との匿名通報が寄せられた。

このため、県警は同署に対して「パトカーを宮崎陸運事務所に持ちこんで検査するように」と指示。10月3日に51歳の同署員がパトカーを自走させて同事務所に行き、測定を実施。この結果、タイヤ4本のうち3本が車体から2-4mmはみ出した状態で装着。整備不良車両であることが発覚した。

このため、このパトカーを走らせた運転者の責任が問われることとなり、警察官に対して反則処理をせざるえなくなってしまった。

問題のパトカーには韓国メーカー製のホイールが装着されていた。サイズに問題は無かったが、タイヤとの組み合わせや、車体への装着性が悪く、わずかであるがはみ出した状態となった。警察では今回の事態を受け、県警で所有する全車両(928台)の一斉点検を行ったが、他に異常のある車両は無かった。

《石田真一》

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