「トヨタの利益は下請けいじめによるものではない」と鈴木専務

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「トヨタの利益は下請けいじめによるものではない」と鈴木専務
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トヨタ自動車は7日、2007年3月期中間決算の会見で、通期の営業利益が2兆2000億円と巨額になる見通しを発表したが、その質疑応答で「利益は下請けいじめによるものではないか」との質問が飛び、鈴木武専務が言下に否定する一幕があった。

鈴木専務よると、トヨタに納入しているサプライヤーの収益状況はおおむね改善しているので、下請けの利益をトヨタが取り込んでいるという状況ではないというわけだ。

そして、トヨタが現在進めているVI活動という原価改善活動について、「これはサプライヤーから部品を買う値段を下げる活動ではない。サプライヤーと一緒に部品そのもののコストを下げる活動で、コスト削減から出てくるプロフィットは私どもとサプライヤーがシェアする」と鈴木専務は強調した。

ただ、その割合については明らかにしなかったが、いずれにしても、サプライヤーとともにトヨタは成長しており、下請けいじめをしていると思われるのは心外のようだ。

《山田清志》

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