「トヨタの利益は下請けいじめによるものではない」と鈴木専務

自動車 ビジネス 企業動向
「トヨタの利益は下請けいじめによるものではない」と鈴木専務
「トヨタの利益は下請けいじめによるものではない」と鈴木専務 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は7日、2007年3月期中間決算の会見で、通期の営業利益が2兆2000億円と巨額になる見通しを発表したが、その質疑応答で「利益は下請けいじめによるものではないか」との質問が飛び、鈴木武専務が言下に否定する一幕があった。

鈴木専務よると、トヨタに納入しているサプライヤーの収益状況はおおむね改善しているので、下請けの利益をトヨタが取り込んでいるという状況ではないというわけだ。

そして、トヨタが現在進めているVI活動という原価改善活動について、「これはサプライヤーから部品を買う値段を下げる活動ではない。サプライヤーと一緒に部品そのもののコストを下げる活動で、コスト削減から出てくるプロフィットは私どもとサプライヤーがシェアする」と鈴木専務は強調した。

ただ、その割合については明らかにしなかったが、いずれにしても、サプライヤーとともにトヨタは成長しており、下請けいじめをしていると思われるのは心外のようだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  4. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る