いすゞ自動車が発表した2006年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比11.9%増の8247億円、営業利益が同52.2%増の576億円となり、大幅な増収増益となった。自動車NOx・PM法で代替えが進んだため。
中間期の国内販売台数は、ディーゼル排出ガス規制強化に伴う代替え特需で、同17.0%増の7861台と好調だった。海外の販売台数は小型トラックは増加したものの、北米のSUV事業の見直しなどの影響から、同0.2%減の16万7916台にとどまった。また、海外生産用部品も南米やアフリカ向けが好調だったほか、エンジンコンポーネントは産業エンジンが伸びた。これらの売上げの伸びから、増収増益となった。
経常利益は同54.5%増の627億円、中間純利益は連結子会社で厚生年金基金の代行返上に伴う利益などから同113.0%増の554億円となった。
通期の業績見通しは売上高が1兆6300億円、経常利益が1030億円、当期純利益が800億円を見込んでいる。