日産自動車は13日、エンジンを製造する「いわき工場」(福島県いわき市)の敷地内に、2005年1月から建設を進めていた第2エンジン工場が完成し、記念式典を行った。
第2エンジン工場では、新開発のV型6気筒「VQ-HRエンジン」を生産し、20日に発売される新型『スカイライン』などに搭載される。
建設費は約100億円で、生産能力は年間約16万基。これによって、いわき工場全体の生産能力は年間56万基に拡大する。ちなみに今年は43万基の生産を計画している。
式典では志賀俊之COOが「国内の登録車市場を活性化させるクルマとして発売するスカイラインの心臓部がつくられることに感激している」と式典で挨拶し、「日産バリューアップ達成に向けて、最後の最後まで頑張ってもらいたい」と締めくくった。
また、式典の後半には、従業員が水戸黄門様の衣装を着て登場する一幕もあった。工場関係者によると、式典など工場での催しでは黄門様が登場する習わしになっているそうだ。