日産、LCV事業の目標達成を1年前倒し ゴーン神話健在?

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日産、LCV事業の目標達成を1年前倒し ゴーン神話健在?
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日産自動車は、同社の小型商用車(LCV)事業が2007年度までの3カ年中期経営計画『日産バリューアップ』で目標としていた、2004年度実績に対し、40%増にあたる43万4000台の小型商用車のグローバル販売、売上高営業利益率を2倍の8%にする当初計画を、1年前倒しで達成する見込みを発表した。

小型商用車の販売は、ラインナップの拡充をグローバルで展開したため、好調に推移しており、4月から9月までの6カ月間のグローバルでのLCV販売台数は24万2760台に達し、来年度の年度販売計画台数の半数以上をすでに達成したことになる。

LCV事業本部を担当する同社のアンディ・パーマー執行役員は「これまでの我々のパフォーマンスは販売ネットワークの効率化、グローバルな効率性向上によって促進されてきた。引き続き魅力的な商品を顧客に提供し、充実したラインナップで新興市場への販売を拡大することによって、我々は更なる成長軌道に乗ることを確信している」と述べた。

2006年度内には、日産として初めて、新型小型商用車3モデルを市場投入する計画だ。9月にヨーロッパ向けに投入された『キャブスター』に続いて、下期には日産の小型商用車の堅調な販売を支える『ADバン』の後継モデルを国内市場に投入する計画だ。

日産は、日米市場での販売低迷やGMとの提携交渉の破談、中間決算での減益など、ゴーン神話の崩壊との見方も出てきたが、LCV事業や売上高営業利益率では得意の目標の前倒し達成する見通しで、今後は通期決算で公約通り増益を達成できるか注目される。

《レスポンス編集部》

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