【日産 スカイライン 新型発表】VQエンジンのフィーリング改善

自動車 ニューモデル 新型車
【日産 スカイライン 新型発表】VQエンジンのフィーリング改善
【日産 スカイライン 新型発表】VQエンジンのフィーリング改善 全 4 枚 拡大写真

新型日産『スカイライン』(11月20日発表)に搭載される新型「VQ」エンジンの特徴は、高回転・高出力化ばかりではない。エンジンフィールの改善やスポーティなサウンドの演出など、多くの改良が施されている。

エンジンフィールについては、まずシリンダーブロックを高剛性化して一次振動を抑制。またクランクシャフトのジャーナル径、ピン径をサイズアップしてクランクのねじれや曲がりを防ぎ、高回転時のフィーリングを改善しているという。

一般にジャーナル径やピン径を太くすることは剛性感には有利な半面、慣性モーメントが増大してエンジンのレスポンスが悪化する要因となる。新型VQにおいては、ピストンやコンロッドなどムービングパーツの軽量化やフリクション低減などでそれらの問題を回避している。また、コンロッドの寸法を延長することでピストンの振れを抑制しているのも、高回転時の振動抑制に一役買っているという。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る