いよいよ今週末一般に公開されるロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)で、フォードは人気SUV『エクスプローラー』の燃料電池バージョンを発表する。
このFCVエクスプローラーは、「エクスプローラーR」というコードネームのコンセプトカーで、今日のいかなるFCVよりも長い走行距離を実現できるという。6人乗りでカーゴスペースにも余裕がありながら、1回の水素燃料充填で継続走行距離は350マイル=550km以上に到達できる見込み。
フォードではすでに延べ1万7000マイルに及ぶ走行実験を行っており、この中でFCVとしては24時間で走行した距離の新記録、1556マイル=2490kmを達成している。
フォードでは来年1月のデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー)でも別のFCVモデルを発表予定で、フォードはハイブリッド、クリーンディーゼル、FCVの未来の内燃システムをすべて揃えた初のアメリカンメーカーとなる。
FCVの市販バージョンの発売予定は未定だが、ロサンゼルスモーターショーではプレスデーで試乗も行われる予定だけに、市販化の可能性は高そうだ。