新型日産『スカイライン』(11月20日発表発売)は40歳代共働き夫婦をコアターゲットにしている。「スカイラインといえば“質の高さ”という意識の強い世代」とプロダクトデザイン部プロダクトチーフデザイナーの長谷川浩さんは言う。
「そこでインテリアは素材にこだわったデザインにした。例えばインパネからドアパネルに伸びるアルミパーツには和紙をイメージした模様が施され、ステアリングホイールには本革を採用し、平行ステッチを用いて握り心地の向上を図っている。シフトノブもグリップの大きさを研究し最適な形状にした」
全体のモチーフとしては「『筆のはらい』や『弓のしなり』など日本を意識したデザインになっている」と説明。
またプロダクトデザイン部の加藤忠さんは「個々のパーツの『合わせ』を大事にし、質の高さを演出した」という。