11月29日未明、兵庫県神戸市中央区内の県道で、緊急走行中の救急車が道路を横断していた男性をはねる事故が起きた。男性は別の救急車で近くの病院に収容されたが、頭部を強打しており、意識不明の重体となっている。
兵庫県警・生田署によると、事故が起きたのは11月29日の午前0時45分ごろ。神戸市中央区元町高架通付近の県道を神戸市消防局・中央消防署に配置の救急車が急患を乗せて緊急走行していたところ、中央分離帯となっている植栽部分から飛び出し、直前横断しようとしていた男性をはねた
男性は別の救急車で近くの病院に収容されたが、頭部を強打しており意識不明の重体。救急車に乗っていた5人(乗員3人と、搬送中の患者、付添い人)にケガはなかった。はねられたのは神戸市垂水区内に在住する58歳の男性と後に判明している。
現場は片側4車線で見通しの良い直線区間。現場付近に信号や横断歩道は無く、男性は遠回りを嫌って最短距離で横断を試みたものとみられている。事故が起きたのは中央寄り車線で、男性が突然飛び出てきたために回避が間に合わなかったという。