シリウス減速で合併説も浮上

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

アメリカ第二のサテライトラジオ、シリウスの年度末時点の総顧客数が年初予想の630万人を下回り、590万から610万人に留まることが明らかになった。

昨年は歯に衣着せない発言で知られるハワード・スターンの番組を取り込んだことで50万の新規顧客獲得に成功したが、今年はそういったキラーコンテンツがなかったこと、XMサテライトとの競争がそろそろ頭打ちになりかけていること、などが理由として挙げられている。

一方のXMは現時点での顧客数を700万以上としているが、シリウス、XMともに株価は下落している。

このため、投資家らの間では「シリウスとXMが合併する事でスケールメリットが出て、業績が好転する」との見方が広まっている。

現在のところ両社では「どちらかが倒産の危機に瀕する、というケースでない限り合併はない」とコメントしているのだが、自動車業界以外にも顧客層を広げない限り、頭打ちの状況は続きそうだ。現在のところXMはトヨタ、GM、日産、ホンダと提携し、シリウスはフォード、ダイムラークライスラーとの関係を強化している。

しかしホリデーシーズンに突入しても両社ともに思うように新規顧客数が伸びておらず、来年には合併話が具体化する可能性も浮上している。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る