シリウス減速で合併説も浮上

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アメリカ第二のサテライトラジオ、シリウスの年度末時点の総顧客数が年初予想の630万人を下回り、590万から610万人に留まることが明らかになった。

昨年は歯に衣着せない発言で知られるハワード・スターンの番組を取り込んだことで50万の新規顧客獲得に成功したが、今年はそういったキラーコンテンツがなかったこと、XMサテライトとの競争がそろそろ頭打ちになりかけていること、などが理由として挙げられている。

一方のXMは現時点での顧客数を700万以上としているが、シリウス、XMともに株価は下落している。

このため、投資家らの間では「シリウスとXMが合併する事でスケールメリットが出て、業績が好転する」との見方が広まっている。

現在のところ両社では「どちらかが倒産の危機に瀕する、というケースでない限り合併はない」とコメントしているのだが、自動車業界以外にも顧客層を広げない限り、頭打ちの状況は続きそうだ。現在のところXMはトヨタ、GM、日産、ホンダと提携し、シリウスはフォード、ダイムラークライスラーとの関係を強化している。

しかしホリデーシーズンに突入しても両社ともに思うように新規顧客数が伸びておらず、来年には合併話が具体化する可能性も浮上している。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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