JDパワーアジア・パシフィックは7日、2006年の日本自動車ディーラー満足度調査の結果を発表した。ディーラー経営者の自動車メーカーや輸入元に対する満足度評価を指数化したもので、トヨタ自動車が1995年の調査開始以来、12年連続でトップとなった。
2位は、昨年に同点3位だったマツダが9ポイント改善して浮上した。3位は日産自動車、4位は昨年3位のホンダだった。ホンダは今年3月に販売チャンネルの一本化を実施しており、その影響で評価が低下したものと見られる。
5位には昨年7位だった三菱自動車が、国内販売の回復を反映するようにランクを上げた。
調査では現在の収益性について「満足」または「やや満足」と回答したディーラーの比率が前年より9ポイント下がって30%となった。需要の低迷による販売環境の悪化が示された形だ。
調査は7月から10月にかけて実施、424人の経営者から回答を得た。複数の企業を経営するケースもあるため、有効回答は548件だった。