世界初、車載用の衛星通信端末を発売

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日本デジコムは、英インマルサット衛星通信サービス端末(Bgan、ビーギャン)として世界初の、車載用高速通信端末『Thrane&Thrane TT-3712A/EXPLORER527』(エクスプローラ)の受注を、10日より開始した。

納期は2007年01月以降。価格はオープン、想定実売価格は一式(本体/アンテナ/電源ケーブル/USBケーブル/アンテナケーブル/取付金具)で240万9750円。

エクスプローラ527はBganシリーズとして初めて移動中での高速通信が可能になった。約200km/hまで通信可能で、活動の幅が広がった。また従来の車載用インマルサット端末「TT-3080A/車載用M4」より性能向上、小型化した。

また“定置型”従来機「TT-3710A/EXPLORER500」と比べると、エクスプローラ527はBluetooth(ブルートゥース)機能が省略されるいっぽう、電話機コード「RJ-11」ポートが1ポートから2ポートに増設された。エクスプローラ527の電源は搭載車両から電力を供給され、バッテリ駆動は行なわない。

なおBganサービスを供給する衛星の内、日本をカバーする衛星は2007年末打ち上げ予定で、現段階では本機を日本国内で利用できない。また同じく07年末にインマルサットのシステム更新が予定されており、本機は同時にソフトウエアまたはハードウエアによるアップデートが必要となる。アップデートの具体的な時期・内容・料金については未定。

日本を含めた太平洋地域をカバーする衛星が稼動すると両極点周辺を除くほぼ世界全域での通信が可能となる。

《高木啓》

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