日産、新デザインセンターの稼働で開発期間が10.5カ月に

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日産、新デザインセンターの稼働で開発期間が10.5カ月に
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日産自動車は12日、神奈川・厚木にある新デザインセンターを報道陣に対し始めて公開した。デザイン本部を統括する常務執行役員の中村史郎チーフクリエイティブオフィサーは「未来に向けてSuper Evolutionを遂げるために、中心的な役割を果たすのがこのデザインセンターである」と強調した。

そのコンセプトは、(1)新しいワークスタイルの確立、(2)クリエイティブな環境づくり、(3)デジタルプロセスの推進の3つで、特にデジタルプロセスについては「世界でも日産が一番進んでいるのではないか」(中村氏)と自慢げに述べた。

中村氏によると、デザイン開発はすべてコンピュータ上でデジタル化され、その結果、デザイン決定から発売までの開発期間が、これまでの最短18カ月から10.5カ月に短縮されたという。カルロス・ゴーン社長も「10.5カ月はいい」と満足の様子だ。

「世界のベンチマークになるように努力していく」とは中村氏。前日の環境技術の会見に欠席したゴーン社長が、このデザインセンターの会見には出席しており、日産は技術よりデザインを重視しているようだ。

《山田清志》

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