【スバルWRC06-07】2006年は失敗だった

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【スバルWRC06-07】2006年は失敗だった
【スバルWRC06-07】2006年は失敗だった 全 5 枚 拡大写真

12月12日、東京恵比寿にあるEBIS303ホールにて、STI(スバルテクニカインターナショナル)とSWRT(スバルワールドラリーチーム)による記者発会見が開催された。不振だった2006年の総括と2007年の新たな活動へ向けての意気込みを、それぞれの代表者や設計部門の責任者が語った。

【画像全5枚】

まず、冒頭にSTI社長の桂田勝氏により「今年の不振の原因はフロントのパッケージングとシャシーダイナミクスの開発に失敗があった。組織的な面とあわせて今年後半からは2007年に向けての改善を行っている」との発言があった。

フロントパッケージについては、当初冷却効果と空力特性を考えた上での設計だが、実際のラリーでは猛烈な砂埃、泥に雪、河渡りの水など想定以上の環境への対応が要求された。2006年当初のチーフデザイナーはF1経験の豊富なエンジニアで空力が専門だった。当然得意分野から設計に入ったのだが、結果としてはこれが失敗だったといえるだろう。

次に、シャシーダイナミクスについては、2005年にFIAの規定で車幅の上限が1800mmに拡大されたことを受けた仕様変更、それと、2006年から禁止されたフロントとリアデフのアクティブ制御の影響、さらにサスペンションのフリクション問題が重なり、結果としてトラクションがかからないなどの悪影響がでてしまったことを挙げた。

これらは、サスペンションジオメトリ、バランス、シャシー、ボディ剛性など複雑にからみあう問題のため、対応や対策発見が遅れてしまったとのことだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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