レガッツォーニ、太陽の道で激突死 元フェラーリF1

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15日イタリア北部パルマ郊外の高速道路で、フェラーリF1の元パイロット、クレイ・レガッツォーニ(67歳)の運転するワゴン車が大型車に衝突、レガッツォーニが死亡した。

事故が発生したのは、通称“太陽の道”と呼ばれるイタリアの幹線高速道路。午後4時頃、レガッツォーニは自家用車のクライスラー『ヴォイジャー』を運転し、パルマの劇場で予定されていた古典車クラブの会合に向かっていた。

レガッツォーニの車は前方を走行中だったセミトレーラー車に追突、その後数回にわたりガードレールに衝突して止まった。

事故当時の現場の視界は良好だった。そのため、警察はレガッツォーニが運転中何らかの急病に襲われたとの見方も含めて、調べを続けている。

なお、レガッツォーニ事故死の報を受けて、予定されていた古典車クラブの会合は急遽中止された。

レガッツォーニは1939年、イタリア系移民の子供としてスイスに生まれた。F2、F3で活躍ののち、1970年シーズンからスクデリア・フェラーリ入りした。同年のイタリアGPで初優勝し、1976年までに計4回のポールポジションと計4回の優勝を果たした。

1980年、米ロングビーチでレース中に事故が発生。以来、車椅子での生活を余儀なくされたが、その後もダカールなど数々のラリー/レースに果敢に参加し続けた。

事故のあと、フェラーリのモンデーモロ会長は、自社サイト上に「勇敢で寛大な男だった」との追悼文を掲載した。その中で、当時F1監督だった自らが初の年間優勝を果たした1975年を振り返り、「(同じくフェラーリのパイロットだった)ニキ・ラウダとともに、喜びを分かち合ったものだ」と回想している。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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