米で今年に入り人気が急増中のサブコンパクトカーだが、クラッシュテストによる安全度では、やはりより大きなタイプの車と比べて成績が劣るとされている。
道路安全保険機構(IIHS)の調査結果によると、ホンダ『フィット』、トヨタ『ヤリス』、日産『ヴァーサ』を含む人気のサブコンパクトカー8車種のクラッシュテストの結果、4段階評価で最高の「グッド」が、フロント、サイド、そしてリアクラッシュのすべてについたのは日産ヴァーサのみだった。
ホンダフィットはフロント、サイドは「グッド」だがリアが評価1の「プア」、トヨタ・ヤリスはオプションのサイドエアバッグを装備した場合、フロントとサイドで「グッド」評価だが、リアは評価2の「マージナル(境界線)」。同じくトヨタのサイオン『xB』はサイドエアバッグのオプションがなく、フロントは「グッド」評価だがサイドでは評価1の「プア」、リアは「マージナル」となる。
一方、評価が最も低かったのはヒュンダイ『アクセント』とキア『リオ』で、アクセントはサイドエアバッグが標準装備にもかかわらずサイドインパクトの評価は「プア」となっている。
テスト対象となったサブコンパクトは日産「ヴァーサ」、トヨタ「ヤリス」、ホンダ「フィット」、ミニクーパー、シボレー『アヴェオ』、サイオン「xB」、ヒュンダイ「アクセント」、キア「リオ」の8車種。この中で今年爆発的に人気が上昇したのは日本製のモデルだが、安全評価も全般として日本製が上位を占めた。