【D視点】シトロエンワールドは時代の先端…C6

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】シトロエンワールドは時代の先端…C6
【D視点】シトロエンワールドは時代の先端…C6 全 11 枚 拡大写真
1
 シトロエンの確信犯登場

2005年ジュネーブモーターショーで世界初公開され、フランス本国では昨年より発売されているシトロエン『C6』が、日本でも10月25日に発売された。シトロエンからのエグゼクティブ・サルーンは十数年ぶりの復活となる。

前輪駆動らしい長大なフロントオーバーハングとロングホイールのクーペスタイルは、シトロエンのエグゼクティブサルーン共通のテーマ。全長4910mm×全幅1860mm×全高1465mmと先代にあたる『XM』より一回り大きくなり、その前のエグゼクティブモデル『SM』に近い。3.0リットルV6エンジンは、この市場クラスにしては小ぶりなのもシトロエンの伝統である。

フロントビューは新生シトロエンのブランドマーク「ダブルシェブロン」を象ったクロームプレートのフロントグリルと、『DS21』を想わせるシンプルなヘッドランプ。リアビューはバックライトのインバースデザインがSMを思い起こさせるが、小ぶりな個性の強いテールランプがC6であることを主張している。

また、シンプルで歯切れのよいランプ等の部品類をアクセントとした、イルカにも似た空気抵抗の低そうなエクステリアデザインは、メーカーの狙いである「エレガンスな存在感」を余すところなく表している。

新世代シトロエンがチャレンジした数々のアイデアを、シトロエンが最も得意とするエグゼクティブ・サルーンで具現化したことは、まさに“確信犯”といえる。

近年、ドイツ車を起点としたパワー競争に伴って、アグレッシブなデザインが主流となるなか、C6のデザインは一服の清涼剤となっている。欧州で発売以来大好評なのも、多くの人がこの清々しさに共感した証であろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る