日本自動車工業会など自動車工業関係4団体は5日、賀詞交歓会を都内のホテルで開催、関係者約1400人が集まった。道路特定財源の扱いに揺れた旧年であったが、参加人数は例年通りだった。
壇上には日本自動車工業会会長の張富士夫トヨタ自動車会長のほか、冬柴鉄三国交相、渡辺博道経産副大臣らが並んだ。乾杯の挨拶には、日本自動車部品工業会会長の鶴正登NOK社長が立った。
冬柴国交相は挨拶の席上で、(1)ASV(先進安全自動車)の開発、(2)自動車安全基準の新たな策定、(3)自動車輸送の安全確保に伴う運輸安全マネージメントの導入の3つを今後の重点施策とすることを語った。
また、道路特定財源の見直しについては、納税者の理解を得ることが不可欠であること、受益と負担のバランスを明確に示すことが必要だと協調しながら、「真に必要な道路整備を進めるための中期策定を取りまとめた」と昨年を振り返った。