踏切内で立ち往生、列車が衝突 救急車に進路を譲ろうとして

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9日午後、秋田県能代市内のJR五能線で、踏切内に停車していた軽乗用車と通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。クルマは大破したが、運転していた女性は車外に脱出したためにケガはなかった。対向の救急車を退避するために停車したとみられている。

秋田県警・能代署によると、事故が起きたのは9日の午後1時ごろ。能代市明治町付近にあるJR五能線の踏切で、20歳代の女性が運転する軽乗用車が踏切内で脱輪。身動きが取れなくなった。

この直後、下り普通列車(東能代発、岩館行き。1両編成)が現場に接近。運転士が緊急停止の措置を取ったが間に合わずに衝突した。クルマは大破したが、女性は事故の直前に車外に逃げ出して無事だった。

女性は救急車が対向車線を走ってきたことに気づき、進路を譲ろうと踏切内で停車した。この直後に列車が接近。遮断機が作動して閉じ込められる状態となった。救急隊員が「前進しろ」と促したものの、女性はクルマから脱出。別の救急隊員がクルマを発進させようとしたが、結果として始動できなかった。警察では女性から過失往来危険容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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