いすゞ自動車の井田義則社長は17日の新年会見で、国内市場の逆風を乗り越えて成長確保を目指す今年を「飛躍」の年と位置づけた。
昨年は経営再建のなかで「やり残したこともあった」ため「愚直」をキーワードに取り組んできた。今年はテコ入れを図ってきた海外販売で国内市場の環境悪化をカバー、持続的成長を図っていく。
国内市場は昨年10月から激減してきたが「想定通りの展開」と述べ、全面改良したばかりの小型トラック『エルフ』により「利益志向でやっていける」と自信を見せた。
4期連続で最高益を見込む今期(07年3月期)の業績予想についても「4半期業績の推移から確実に達成できる」との見通しを示した。07年度までの中期計画は1年前倒しで今期に達成の見込み。今年半ばには新たな中期計画を発表するとしている。