昨年12月、大阪府大阪市東淀川区内で発生した飲酒運転原因の死亡事故について、大阪府警は17日、事故を起こした運転者と直前まで一緒に酒を飲んでいた男7人を道路交通法違反(飲酒運転幇助)の容疑で書類送検した。
大阪府警・東淀川署によると、問題の事故が起きたのは2006年12月9日の午前2時35分ごろ。大阪市東淀川区豊里3丁目付近の国道479号を原付バイクで走行していた19歳の男性が、後方から猛スピードで走行してきた乗用車に追突された。
男性は路上に投げ出されて間もなく死亡。クルマを運転していた韓国籍を持つ30歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、業務上過失致死や道交法違反容疑で逮捕した。男は前走車を追い越そうと右車線に進出。これを追い越して元の車線に戻ろうとした際、追い越したクルマの前方に位置していたバイクに突っ込んだらしい。
男は事故の直前まで大阪市旭区内の飲食店で約2時間に渡って飲酒。同席していた男の友人7人は、男がクルマを運転することを承知で酒を勧めた。また、事故当時にクルマに同乗していた25歳の男は、男が酒に酔っていることを承知で自宅まで送るように依頼。事故はこの男の家に向かっている最中に発生したこともわかった。
警察ではこの7人については飲酒運転の幇助に当たると判断。17日までに7人を道交法違反容疑で書類送検している。